難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を知ってもらうために。

身体が動かなくなっていく難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を46歳で発症した夫を通して学んだこと。

カシューナッツ 筋萎縮性側索硬化症になって試したこと

 

私の夫はALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病です。

運動ニューロンが障害されることで、身体中の筋肉が痩せて動かなくなってしまいます。

現在、根治できる治療薬が無く、国指定の難病疾患です。

 

 そんな私の夫も、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の進行を少しでも遅らせりために、色々なものを試してきました。

 少しずつ紹介していきたいと思います。

 

【食べ物でALSの進行が変わるのか】

 ALS(筋委縮性側索硬化症)には2種類の薬があります。

一つは飲み薬のリルゾール、もう一つは点滴薬のラジカットです。

 2種類しかない薬ですが、どちらもALS(筋委縮性側索硬化症)を根治はできず、病気の進行を遅らせることを目的としています。

 では、ALS(筋委縮性側索硬化症)を根治することはできないのでしょうか?

何かALS(筋委縮性側索硬化症)の進行を遅らせることのできる食べ物はないだろうか?

そう思い食べてみた食品があります。個人の体験に基づいています。感想や効果は個人差があります。

 

【ALS患者の細胞内で起きていること】

 ALS(筋委縮性側索硬化症)の患者は「筋肉を動かせ」という脳からの命令を伝える役目をする運動ニューロンが障害される病気です。

 運動ニューロンの細胞内で、遺伝子の働きの強弱を調節するタンパク質「TDP-43」が変性し、蓄積することがALS患者の9割で確認されているという報告があります。

 さらにDP-43の影響で運動神経の突起も短くなっているという特徴がALS患者の細胞にはあるとされています。

 

【ALS患者特有のTDP-43タンパク質の発現量を減らし神経突起の長さを回復する効果のあるアナカルジン酸】

 2012年、京都大学ips細胞研究所の井上治久教授らの研究グループは、ALS(筋委縮性側索硬化症)患者の細胞から作ったips細胞から新薬の候補となるアナカルジン酸を発見しました。

 カシューナッツの殻から抽出した「アナカルジン酸」はTDP-43タンパク質の発現量を減らし神経突起の長さを回復する効果があったとされています。

 ALS患者のTDP-43タンパク質という特異的なたんぱく質が凝集され、そのことにより神経細胞の形成させる遺伝子の働きにも異常を生じさせている。

 アナカルジン酸自体がそのままALS(筋委縮性側索硬化症)の新薬になるとは限らないが、「回復」という言葉を使用した発表だったため、ALS患者やその家族はアナカルジン酸に大きな期待を寄せていました。

 

● アナカルジン酸とはどのようなものか

 アナカルド酸はウルシやウルシ科の植物であるカシューナッツに多く含まれています。

カシューナッツの殻からアナカルド酸を含む殻液が抽出され、抗菌作用など有益な作用があることが知られています。

 【アナカルジン酸が含まれている食べ物とは】

● カシューナッツ

カシューナッツの殻に多く含まれているが、カシューナッツの殻と種子の間に強い毒性を持った液体が含まれているため、カシューナッツの殻は流通してません。

ローストしてから販売されるカシューナッツと、あまりローストしていない生カシューナッツの2種類が流通しています。

 

カシューナッツに含まれる栄養分の40パーセント以上は脂質が占めている

脂質は身体のエネルギー源となり、人が生活するうえで欠かせません。

1粒当たりのカロリーは約9kcalと豊富です。栄養補給に適した食品です。

 

ALS(筋委縮性側索硬化症)において重要になるタンパク質を合成する亜鉛が多く含まれている

カシューナッツにおける亜鉛の含有量は5.4㎎となっています。

ゴマやカボチャの種に次いで亜鉛の含有量が多くなっています。

亜鉛は必須ミネラルです。味覚を維持する栄養素ですが、タンパク質の合成や遺伝子の伝達に必要です。成長の促進や傷の回復など、細胞の生まれ変わりに必要とされています。

 

カシューナッツを実際に食べてみての感想】

 

カシューナッツを食べ始めた頃の身体の状態は、右腕が少し上がり、親指が少し動く程度でした。

仕事では主にパソコン作業でしたが、ほとんど右手は使わず、左手のみで作業をしていたようです。

 カシューナッツを食べ始めると、右手の人差し指が少しずつ動くようになり、パソコンのエンターボタンを押すこともできるようになりました。

 

 また、私から見ても、カシューナッツを食べ始める前は少し声が聞き取りにくくなっていて、何度か聞きなおしをしていたのを覚えています。

それがカシューナッツを食べ始めてから、そんなことはなくなって、普通にしゃべっていました。

 実際に効果をしっかり感じ取れたカシューナッツでした。

 

カシューナッツを食べたその後】

アナカルジン酸がALS(筋委縮性側索硬化症)の薬となるか、まだわかりません。

カシューナッツを食べ続けていましたが、薬とは違います。

ALS(筋委縮性側索硬化症)の進行は進み続けているのが現状です。

しかし、発症から1年半、確定診断から8ヶ月間ずっと車の運転ができる状態を維持できたのは、カシューナッツのおかげだと思っています。